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不定期更新しますですー

Hope possess

樹「ふぁぁあ…」

朝5時半。いつもより大分早く起きた…。

今日はとある事情により学校は休み。そして今日は、精霊さんを探すために皆で精霊探しをするのだ。

樹「…お兄ちゃんは…やっぱりまだ寝てるよね」

ていうか、休みだから8時起きだろうな…


パンをトースターで焼き、ベーコンや卵をフライパンで焼きながら、今日のニュースを見ていた。本当は料理しながらテレビをみるのはいけないことだが、どうしても昨日のことが気になったからだ。

『○×市第二中学校で、謎の化け物が出現。その化け物は、学校の教員や生徒を襲い…』

ああ、やっぱり昨日のことは大問題になっているんだ。テレビでやるほど。

『現在、怪我人達は入院しているが、回復の見込みはなく、むしろ悪化していると、○○先生は……』

…大丈夫かな、火奈美ちゃん。
ニュースの内容からして、不安しか残らない…

でも、今は火奈美ちゃんの回復を祈るのみだ。

樹「…ふぅ、ニュースは確認できたし、卵焼きとベーコンも焼けたし、テレビ消そうかな…」

『次のニュースです。1年前に行方不明になった、日野 美怜(ひの みれい)ちゃん(小学5年生)が、未だに見つかっておらず、現在捜索中です。』

樹「…?」
テレビを消そうとした瞬間、次のニュースが流れた。
なんでも、小学5年生の女の子が行方不明になっているらしい。
そして、ニュースで出たその女の子の写真は、どこかで見た事のある顔だった。

樹「…んー」

だがどこで見たのかは、ぱっと思い出せず、よくわからないまま私はテレビを消した。


6時頃、○×公園。
待ち合わせの場所、待ち合わせの時間にやってきた。
…この公園は、私とミレーナさんが初めて戦った場所、そしてアラルさんと私が初めて出会った場所。
そして私が怪物と戦うことになってしまったきっかけの場所である

由「お待たせ!樹理華ちゃん!」

翼「ふぁぁ…だるいわ…おはよ」

樹「皆おはよう!」

ア「やっほほい!」

ソ「…」

由「さあ、さっそく精霊を探すわよ‼︎」

今日の由乃ちゃんは、一段とやる気に満ち溢れている…。ゲームに手をだしていないというのに。

翼「はりきってるところ悪いけれど、精霊の居場所に心当たりあるわけ?」

由「ない‼︎」

翼「…どうやって探す気だったの…」

由「え?いやぁ、ほら、精霊なら、精霊の気配を感じとれるかなって!ゲームで学んだの‼︎」

ア「んんー、まぁ、気配で感じとれるっちゃとれるけど、今んとこ精霊の気配は0だよ?」

ソ「同じく。」

由「う、うむぅ…」

翼「…ま、この町にいることを願って、色んな所を探すしかないわね。」

由「そーね!じゃあまずは学校から!」




学校にて。

今日は、やっぱり臨休なので、誰もいなかった。…すごく静かだ。

樹「アラルちゃん、精霊の気配は?」

ア「うむむ…ダメだね、0だよー」

樹「そっか…じゃあ、他をさがそ!」

大「あんれれー?そこの女子さんらなにしてんのー?」

樹「か、鹿島さん!」

声のする方へ向くと、私服姿の鹿島さんがいた。

由「鹿島…あんたこそなんでこんなところに」

大「聞いてんのこっちなんだけどねぇ。ま、いいや、僕は散歩なうですよ。散歩。いい天気ですし」

翼「…臨休なのに散歩って…」

大「そういう君らは何してんのさ?臨休なのに外にほっつき歩いてさぁ」

由「…私達は、精霊を探してんの」

大「ん?」

かくかくしかじか…

大「…ふーん、なるほど?つまり昨日の怪物に仕返し…というか仇討ち?をするためにねぇ…てか、なんやかんやで戦うことになったんだねー?蒼野さん。」

樹「…はい。…あの、鹿島さん、ありがとうございました。」

大「…は?一体なんのこと?」

樹「あの時、鹿島さんがはっきりと言ってくれなかったら、私、逃げてたままだったかもしれません。だから、ありがとうございました!」

大「…嫌味を言って感謝されるなんて…」

鹿島さんは、ブツブツと何かを呟いた。

樹「え?今なんて?」

大「いーや?何も?で、話戻すけど、仇討ちするんでしょ?」

…き、気になる、なんて言ったか…

由「ええ!それに、樹理華ちゃんたちの役にも立ちたいし!」

大「…相変わらず友達思いというかなんというか。」

鹿島さんは、また呆れた表情をしながら言ったが、今回は、どこか嬉しそうな表情も混ざっていた。

大「…ま、いーや。それ、僕も協力してあげるよ」

樹「え、いいんですか?」

大「うん。僕も精霊見えるみたいだし、暇だし」

ア「ちょっ、そんな軽い理由で!」

大「あ、じゃあ協力しなーい。バイバイ〜」

由「あ、待って‼︎協力してよ大地‼︎」

翼「え?呼び捨て?」

樹「え?」

大「…」

鹿島さんと由乃ちゃんは、どういうわけか、「しまった」という顔をしていた。

大「…あー、まぁ、うん、超お嬢様の園澤さんのたのみだし、いいよ、うん」

由「そ、そそ、そーう?まぁ、感謝しておくわねー、鹿島君?」

翼「…なんなの?あれ。」

樹「…さ、さぁ?」

よくわからないけど、由乃ちゃんと鹿島さんは…なにかしらあるみたいだ。そのなにかしらっていうのは、わからないけど。


○×病院にて。

この病院は、現在火奈美ちゃんが入院しているところだ。

翼「まさかとは思うけど、精霊が病院にいるとでも言うつもり?」

由「いやー、いるかもしれないじゃない?それに、ついでに火奈美の見舞いに…あ!すいません、日野 火奈美って子いますか?」

由乃ちゃんは、近くを通りかかった看護婦さんに、火奈美ちゃんについて話を聞いていた。

樹「…あ」

そういえば、今朝のニュース…

『次のニュースです。1年前に行方不明になった、日野 美怜(ひの みれい)ちゃん(小学5年生)が、未だに見つかっておらず、現在捜索中です。』

行方不明の子と、火奈美ちゃんの苗字…どちらとも『日野』だ。…
偶然同じ苗字ってだけ…かな?

あ、でも待って、ニュースで出た女の子の写真、どこかでみたことあると思ったら、火奈美ちゃんにそっくりだった…!
もしかすると、ニュースで言っていた美怜ちゃんというのは、火奈美ちゃんの妹にあたる人物かもしれない。…火奈美ちゃんに妹がいるのかは、まだわからないけど…。

由「むー、そうですか。」

翼「看護婦さんはなんて?」

由「火奈美はいるけど、面会謝絶だそうよ。よほど状態がヒドイみたい。あと、火奈美だけじゃなく、先生や他の生徒たちも、火奈美と同じ状態らしいわ。」

翼「うわ…本当、派手にやってくれたわね、あの怪物」

大「…怪物って、あのミレーナってやつ?」

由「違うわ。火奈美たちに怪我を負わせたのはミレーナとは違う怪物よ。男だったし。」

大「…ふーん?」

ア「樹理華ちゃーん‼︎」

樹「ん?どうしたの?アラルちゃん」

ア「精霊の気配がしたよ!」

樹「ほ、本当に?」

ア「うん!この建物の、1番上!」

翼「…とすると、屋上ね。行きましょ」

ア「おー!」

由「行くわよー‼︎」

翼「病院内なんだから静かにしなさい」

ア「…」

由「…」

大「あ、石になった」


屋上にて。

屋上にたどり着くと、そこは誰もいな…くはなかった。

そこには黒い髪で、目つきの鋭い男の人…ヒロさんが、いた。

ア「あー‼︎この前の怪物の1人ー‼︎」

ヒ「…遅えよ、お前ら」

樹「…え?」

まるで、私達がここにくることをずっと待っていたかのような口ぶりだ。

ヒ「…精霊はこの屋上に隠れてるみたいだからな。絶対くると思ったぜ」

ア「…!ど、どこに隠れてるの⁉︎」

ヒ「知るか、んなの俺の知ったこっちゃねぇ」

ア「う、うぐぐ!こんの怪物がぁぁ‼︎」

ヒ「…怪物…」

樹「…?」

ヒロさんは、少し俯いた…けど、再び顔を上げ、言った。

ヒ「…なぁ、怪物と人間って、紙一重だと思うんだよ、俺。」

樹「…どういう、ことです?」

ヒ「…お前ら人間の世界には、悪事を心から楽しんでいる人間もいる。それを考えれば、人間も怪物も似たようなもんってこった」

翼「…なにがいいたいのよ」

ヒ「いや?言いたいことはこれだけだ。じゃあな」

ア「…って待たんかい‼︎それが言いたくてずっと私達の事待ってたの⁉︎」

ヒ「そうだけど?」

ア「は、はぁ⁉︎なんなのー⁉︎あんた⁉︎」

ヒ「じゃあな」

ア「はぁー⁉︎ちょっとー‼︎」

ヒ「…そうそう、ユウの爪の毒は、そう簡単に消えないからよ。…んじゃ」

ア「ムキー‼︎またんかい‼︎」

翼「…今まで会ったやつらより、随分と落ち着いてるわね…あいつ」

樹「…」

ヒロさんは、アラルちゃんの言葉を無視して、闇へと消えていった。

ア「もーっ‼︎なんなのあいつー‼︎」

由「…アラル、何であの怪物に対してそんなに怒ってんの?」

大「んー、2話見ればわか…おっと口が滑った」

由「え…今何て?」

大「いやいや、なにも言ってないですよー」

…ヒロさんのあの言葉、あれは…なにか裏がある気がする。何でそう思うのかはよくわからないけど、『人間と怪物は紙一重』…この言葉、よく覚えておこう。

ソ「…由乃、精霊いた」

由「…‼︎⁉︎え、マジで⁉︎」

ソ「…マンホールの中から、気配する。」

マ、マンホール…何でその中に…

ソ「…翼、開けて」

翼「任せなさい、こんなこともあろうかと、工具は全て持ち歩いているの」

由「…どんなことがあると思ったの?あんた…」

数分後。

翼ちゃんは、マンホールを開け、中にいた精霊さんを外に出して、マンホールを閉じた。

マンホールの中にいた精霊さんは、アラルちゃんやソーナちゃんとは違い、男の子だった。

?「ふにゃふにゃぁ〜あれれれ〜?僕はレーロに閉じ込められて〜マンホールの中にいたはずなのに〜どうして太陽の下にいるのかな〜」

この精霊さんも、やっぱり小さくなっている。

マ「あ〜人間さん一杯いる〜。精霊も〜。あのね〜ボクはマッド〜。地を司る精霊だよ〜よろしくね〜」

樹「…は、はい」

マッド…さんの口調、ほんわかで、ゆっくりすぎてなんだか眠たくなってくるなぁ…

由「マッド!お願い、力貸して!」

マ「ふにゃぁ〜。結果張ってあるはずなのに〜君、僕見えるの〜?

由「見える見える!だから‼︎」

マ「…い〜よ〜じゃあボクの名前…言って〜ふにゃぁ〜」

由「わかったわ!マッド!」

マ「いくよ〜」








…しーーん。

由「…あれ?何も起こらないんだけど?」

マ「…あ〜えっと〜ボクの力は〜君には合わないみたいだね〜」

由「はぁあぁあぁ⁉︎合うとか合わないとかあるの⁉︎」

マ「そりゃあ、あるよ〜。」

…あるんだ…。
あ、じゃあ、アラルちゃんの力は、私に合ってる…のかな。

由「そ、そんなっ…‼︎せっかく見つけのに!」

マ「ごめんね〜、人間さん〜」

ア「マッド、じゃああなたの力を貸すにふさわしい人間って、誰なの?この近くにいるの?」

マ「…う〜ん、起きたばかりだからなぁ、わからない〜」

大「ちょっとちょっと、早く目ぇ覚ましてよね?寝坊助精霊」

マ「……」

大「…な、何?」

マッドさんは、じーーっと、鹿島さんを見つめていた。

マ「…じぃー」

大「効果音を言わんでいーからっ!で、なんなのさ」

マ「…ボクの名前〜言って〜」

大「は、はぁ?」

樹「…翼ちゃん、これはまさか」

翼「そのまさかで間違いないでしょうね」

由「んん?」

大「…しょうがないなぁ。」

鹿島さんは、すごくだるそうにマッドさんの名前を言った。すると、なんということだろう。鹿島さんの周りに大岩が囲み始め、数秒経つと、大岩が砕け始めた。すると、アニメでよく見る、ヒーローの格好をした鹿島さんが現れた。

大「…ねえ、なあに?この格好」

マ「えっとね〜変身だよ〜」

大「それはわかるよ。蒼野さんが変身してたとこ、僕見たし。でもね、今は園澤さんの精霊を探してたんであって…まさか僕が変身するハメになるなんて、思わないわけよ」

樹「あ、あはは…」

鹿島さんは、いつも呆れた表情なのに、珍しく遠い目で明後日の方向を見つめていた。

マ「だって〜キミ〜ボクの力使いこなせそうだったんだもん〜だから〜」

大「っ……ま、いーや、僕も精霊見えてたんだし、こうなることはわかってたわけよ。予想より早かったけどねー!」

が、立ち直りは早く、いつもの明るくて不気味な鹿島さんに戻った。

由「⁉︎な、何で鹿島が先に…あぁあぁ」

逆に、由乃ちゃんは、頭を抱えながら嘆いていた。

マ「えへへ〜よろしく〜……ふにゃぁ」

大「…な、なに?今度は?」

マ「…ボク〜考えてみれば〜キミの名前知らないや〜」

大「」(ズサーッ‼︎

ア「あ!ずっこけた!」

大「…大地だよ、鹿島大地!」

マ「あはは〜、そっか、ダイチ君よろしくねぇ〜」

大「……ったく、調子狂うなぁ、こいつ」

…案外、鹿島さんとマッドさんは、いいコンビかもしれない…と思った私達であった。

由「うぅ…鹿島が戦えても、私が戦わなきゃ意味ないってのに…」

樹「ゆ、由乃ちゃん!大丈夫だよ!精霊はアラルちゃんたち3人だけじゃないんでしょ?」

ア「えっ、あ、うん…」

ソ「緑の精霊リーナ、水の精霊ウォルダ、炎の精霊ファルラ、雷の精霊サンガ…私が知っている精霊はこれだけ。」

ア「………」

マ「ボクもいるよ〜?」

ソ「わかってる。ここにいる精霊は
、星の精霊アラル、地の精霊マッド、そして風の精霊ソーナが私。

ア「…」

由「じゃ、じゃああと4人精霊いるのね!よし!探すわよ!」

翼「…だから、どうやって?」

由「う、それは…」

マ「任せて〜えへへ〜ボクは察知能力…かなぁ?自分で言うのもアレだけど〜それがすごく優れてるんだ〜」

由「じゃ、じゃあ!精霊の居場所わかる⁉︎」

マ「うん〜。大地君〜。精霊の居場所察知して〜。」

大「は?何で僕⁉︎」

マ「まぁまぁ〜、他の人間さんにも教えとこうと思って〜。ボクたち精霊は〜戦う以外の事にも魔法が使えるんだよ〜。例えばボクの察知能力…。この察知能力は、ボクの力を貸している大地君にも使えるんだよ〜。しかもこの魔法は、変身していない時にも使えるんだよ〜」

樹「…へ、へぇ」

翼「ソーナの力は…確か音に敏感になって、他人の心の声が読めるくらい耳がよくなるらしいわ。私はうるさいの嫌いだから使ったことないけど」

ソ「…」

樹「なるほど…アラルちゃん、アラルちゃんは何か使えるの?」

ア「ギクッ…」

樹「ん?アラルちゃん?どうしたの?」

ア「あー、あー、えっとー」

アラルちゃんは、突然焦り出した。ど、どうしたんだろう…

ア「ご、ごめんねー、樹理華ちゃん、私だけ、みんなと違ってああいうのないんだよね!あはは…」

樹「え…そうなの?」

ソ「それはあり得ない…アラルは精霊の中で一番…うぐっ」

ア「ソーナは黙ってて!」

アラルちゃんの様子が変だ…なんだろう、何かを隠したがっているような、そんな気がする。

ア「あ!大地!精霊の場所わかった⁉︎」

大「んー?まぁね。緑の精霊だっけ?そいつの場所がわかったよ。場所は◯×公園だね」

ソ「……さっき、そこにいたけど精霊の気配はなかった。」

大「えー?でも緑の精霊はそこにいるよ。うまく言えないんだけど…僕の脳がそう伝えてるのさ!…ま、ともかく、◯×公園、行ってみよう!」

樹「…そうですね、他に手がかりはありませんし、行きましょう!



……由乃ちゃんと鹿島さんの事、火奈美ちゃんと日野 美怜ちゃんの事、ヒロさんの言葉の意味、そしてアラルちゃんの秘密…なにからなにまでわからないことだらけだけど、前に進まなきゃ。戦うって、決めたんだから。決めたことは、最後まで貫かなきゃ。








大「…アラルー」

ア「な、なに⁉︎」

大「とりあえずフォローしてあげたからよかったものの、もうちょっとうまい話の逸らし方なかったわけぇ?」

ア「うっ‼︎」

大「…ま、何を隠しているかは知らないし興味ないけど、一応言っておくよ。隠し事をすんなら、バレる覚悟を持った方がいいよ?」

ア「だ、大地…」

由「鹿島ー⁉︎アラルー⁉︎早く来なさいよ!」

大「はいはーい、今行きますよーっと…じゃ、そういうことで、先に行ってるよー。早く来なよ?」

ア「…わかった。



       ……バレる覚悟…」


ー続く。

はい、終わりました!

今回は伏線だらけのお話でしたね、うん((
毎回毎回意味不明な部分がないか不安ですが、大丈夫ですかね…


キャラ紹介です!

マッド   男
地を司る精霊。のほほんとした性格で、のんびりとした口調で、話している相手に眠気をばら撒く。大地をツッコミ役にさせる事が出来る数少ない人物(精霊だけど)
容姿・・・目の色は茶色で、黒に近い茶髪。アニメでよく見るヒーローの様な格好をしている(服装に関しては難しいので)((

ではでは!最後まで見てくださってありがとうございました!