すべては無から始まった 番外編
あてんそん(^ω^)
・この小説はすべては無から始まったの番外編です!
・短編小説なのでお話は二つあります!
・今回はやたらとセリフが多いです!
・話がめちゃくちゃです(いつもの事)
ー黒い心ー(主人公:ロンジェ)
「チッ、しくじったな・・・」
僕はロンジェ。現在脱獄中。よく勘違いされるが僕は女だ。
で、今どういう状況かというと、
何ではぐれたかは・・・まあ、人間のせいだ。あの名無し、
・・・で、あの名無しを隠せたはいいものの、
・・・で、今、はぐれたあいつを探してるんだけども、
「どきやがれぇ‼︎‼︎」
「あん?」
洞窟の奥から、白い髪の男がでてきて、僕に突進してきやがった。
「あのさ、とりあえず落ち着け」
「ふがっ⁉︎」
とりあえず殴っといた。
ー数分後。
白髪の男は、僕に殴られた後、すぐ起き上がった。
「なにすんだよおめぇ‼︎」
「それはこっちのセリフ。なんだよいきなり突進してきて。」
「・・・チッ、うるせぇな。こっちは急いでんだよ!
「ああん?」
右腕だけを魔族の体に変化させ、
「ぎゃぁぁぁぁあ⁉︎」
よし、命中したな。これでおとなしくなったろ。
「・・・っ、お前、魔族か。」
「・・・ふぅん?わかるんだ?ま、目は赤いし、
ちょっとこいつを馬鹿にしてみる。
「・・・別に?俺も似たようなものだからな。」
「・・・はぁ?」
男は、僕より一歩後ろに下がると、禍々しい紫色に光り出した。
魔物は一度僕に吠えると、また人間の姿になった。
「・・・なにそれ、魔物まで人間の姿になれるっていうの?」
「・・・違う。あいつのおかげだ、こんな体になったのは。」
「あいつ?・・・あ、まさか、それって深緑色の髪をしてて、
「なっ⁉︎知ってんのか⁉︎」
「知ってるもなにも、今僕、そいつ探してるんだけど‼︎ 」
「‼︎・・・じゃあ、俺と目的は一緒だな」
「お、お前も探してるの?あいつを。」
一体なんの目的で・・・。
「ああ。けど、そいつはもうここにはいないぞ。」
「は⁉︎どういうこと⁉︎」
「そいつは・・・川にどこかへ流されていったんだ。
男の話によると、あの名無しは、人間に見つかってしまい、
「にしても、
「・・・まあ、おかしくはねぇな」
「は?おかしくはないって、どういうことだよ」
まさか、全ての魔物は人間になれるの?どこかで聞いた妖精のように。
「・・・俺たち魔物は、
「・・・」
闇が栄養源・・・ねぇ。・・・そういえば・・・いや、
「・・・ちなみに、人間は魔物の生まれの事を全く知らない。
男は一通り話すと、再び走って去ろうとした。けど、
「・・・まだなんか用かよ?急いでるって言ったろうが」
「・・・ねぇ、名前は?」
男は、僕のほうへ振り向くと、少し間をあけてこう言った。
「イルジェーだ。イルジェー・ブラックハート。」
「・・・そ、覚えておくよ」
「・・・てめぇは?」
「ロンジェ。苗字は忘れた。」
「・・・覚えておいてやるよ」
「ハッ、そりゃどうも。」
お互いに、ニヤリと笑い、
イルジェーという男はあの名無しを探しに行くのだろう。
僕は・・・人間相手に1人でどこまでいけるかわからないけれど、
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ー小さな××サマー(主人公:ジェルイア)
ロトがルトの家に泊まるようになって、約1週間経った後のお話。
「ジェルイア、これはいったいどういうことなんだぁ?」
「知らん、俺が聞きたい」
「・・・・・・」
「ロトのやつ、一週間くらい前からこの図書館にいるぞ。」
「合計120時間くらいな・・・(20時間×6)」
「・・・ふぅ!この図書館の本全て読み終わりました!」
「⁉︎お前、この図書館の本全て読んだのか⁉︎」
「兄さん、図書館では静かにしないとダメですよ!」
っ・・・、子供に注意された。ちょっと苛立ちが・・・。
「えへへ、自分の記憶を思い出せるように、
ロトは目を輝かせながら、ペラペラと本への愛を語った。
「うへー?れきし?しんわ?しんりがく?面白いのかそれ」
「うん!面白いよ!ルト、読んでみてよ!」
「どれどれ」
ロトは、ルトに『六大神と創造神』という本を見せた。
「あれ⁉︎ルト⁉︎大丈夫⁉︎起きてー!」
「頭いてぇ・・・」
・・・天才な馬鹿(ロト)と、本当の馬鹿(ルト)・・・
・・・兄妹・・・
「に、兄さん?何か怒ってない?」
「はっ!い、いや怒ってないぞ!」
しまった、顔にでてたか。危ない危ない。・・・
「・・・にしてもロト、図書館にこもりすぎだぞ。
「えっ!運動って⁉︎」
「んー、そうだな」
せっかくだし、魔法とか使わせてみるか?
ー10分後
ルトはおつかいがあるため、俺らと別行動になった。
「あの、兄さん、ここはどこでしょうか」
「町の近くの草原」
「えーー⁉︎なんでこんなところに⁉︎」
「運動、もとい魔法の実践」
「えーーー⁉︎」
「図書館で魔法の本とか読んだろ?」
「よ、読んだけど‼︎いきなりは無理だよ‼︎」
・・・言うと思った。気弱でネガティブなロトらしいな。だが、
ただの勘だけど、
「じゃ、はじめはファイア、アクア、
「わ、わかった!ファ、ファイア!」
ロトは本でみたとおりに構え、呪文を唱えたが、
「・・・やっぱり、無理だよ、僕に魔法なんて・・・」
ロトは涙目になって俯いてしまった。
「一回失敗してるだけで諦めるなよ、ネガティブ真面目っ子」
「ネ、ネガティブ真面目っ子って?」
「後ろ向きでばk・・・真面目だから、ネガティブ真面目っ子だ。
「ええ⁉︎」
馬鹿って言おうとしたことは内緒だ。
「ほら、もう一回やってみろ」
「う、うう・・・わかった。アクア!」
・・・ロトは再び呪文を唱えたが、
「・・・やっぱり無理なんだぁぁあ‼︎」
「あ、おいっ!」
ロトは泣きながら走って町に帰っていった。
「・・・ったく、」
子供相手に、ちょっと無理させたかなと反省する。
・・・はぁ、俺らしくないな。他人にしつこくお節介するなんて。
『馬鹿にされるって?』
「⁉︎」
背後から、俺の大嫌いな声が聞こえた。
幻聴か・・・いや、幻聴であってくれ、頼む。
キクの場合、『わー、ヴァルクロイアって以外と優しいんだね!
・・・一応あたりを見回す。
ドォォォン‼︎‼︎
『ぎゃぁぁぁあ‼︎だずげでー‼︎』
「っ⁉︎」
爆音と共にルトの悲鳴が聞こえた。ルトはこちらへ向かってきた。
「ジェルイアー‼︎だずげでー‼︎」
「なにがあったぁぁぁ⁉︎」
「ロトがやばい‼︎とにかくやばい‼︎」
「ロトが⁉︎」
あいつになにがあったんだ⁉︎
ルトに引っ張られ、俺はロトがいる場所、
するとそこには悲惨というかなんというか、
辺り一面が焼け野原になっていて、30代くらいの中年の男性が、
恐ろしいと思えるほどのプレッシャーを放っている少年は、青く、黒く光った目で、狂気を纏った、おぞましい笑顔で
「奪われる方が悪いって言いましたよね?じゃあ、
「っ・・・」
30代くらいの中年の男性が、少年に胸ぐらを掴まれていた。
少年はこちらを振り向くと、いつもの・・・
「あ!兄さん!」
「・・・ロト、これは一体どういうことだ?」
「え?えっと・・・この人、酷いんだよ!
「お、お、お、俺が『返せ馬鹿野郎ー』
ルトのやつ、何かに怯えているのか、言語があやふやだな、
「ルトがドーナッツとお金を取り返そうとしたんだけど、
よく見ると、ルトの顔や腕にあざがあるな。・・・
「で、僕、この人が許せなくて、ルトの代わりに、
ロトは『やりました!』
「・・・無我夢中で・・・って、一体なにやったんだ?ロト」
「え?なにやったって・・・え⁉︎あれ⁉︎
ま、まさか自分のやったことを覚えてないのか⁉︎
「なにがどうなってるんですかー⁉︎」
「覚えてねーのお前⁉︎
・・・だから言語・・・。
って、魔法?・・・さっきは魔法を使えてなかったのに、
「ええ⁉︎僕が⁉︎あり得ない、
「嘘だぁぁあああ‼︎」
「嘘じゃないよ‼︎信じてよ‼︎」
・・・えーっと?まとめると、
・30代の男性はルトからドーナッツとお金をひったくった。
・ルトはそれを取り返そうとしたけど出来なかった。
・
「あ、ああ、どうしよう、また記憶がなくなったのかなぁ・・・」
「あ、そういや記憶喪失だったなー。すっげぇ忘れてたぜ」
忘れてたんかい
「・・・ロト、とりあえず家へ帰れ、疲れてるだろ?」
「え、いや」
「疲れてるだろ?」
「・・・は、はい。じゃあ失礼します・・・」
ロトはトボトボと俯きながら家へ帰っていった。
「・・・ひゃー、ジェルイア、強引に家に返したなー?」
「ばれたか」
ルトは馬鹿のクセにヘンな所で感が鋭いんだよな・・・
「・・・にしても、本当に怖かったぜー、あいつ。
「ああ、少ししか見ていないが俺もわかった。・・・
「・・・だな、気をつけようぜ、ジェルイア」
「・・・おう」
あいつは、やっぱり俺の勘どおり、
・・・少ししか見ていないが、小さいくせに人間1人を投げ飛ばす力、
あれはまるで・・・小さな魔王だった。
ー終わり
今回はロンジェとイルジェーのお話と、
ちなみにジェルイアを主人公にしたのはロト以外に主人公が務まり
ルト「ひでーぞ‼︎俺が1番主人公っぽいのにー‼︎」
ロト「作者は、
ルト「ひでー‼︎‼︎」
マイ「だってツマラナイじゃない」
次はなにを書くか迷ってますが、2月といえばバレンタイン、
…あ、そういやもう1人2月生まれの子いるんですけど、
ラ「書きなさいよ‼︎
σ^_^;…
ではでは、最後まで見てくださってありがとうございました!
ラ「逃げんじゃないわよ‼︎ムキー‼︎」