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名無しのバットエンド  白ウサギ編

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この物語はフィクションです。実際の人物、団体名とは関係……ので、ご了承ください。
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とあるところに、1人の出来損ないのピエロがいました。

ピエロは玉乗りや綱渡りを始めとして、ピエロの友達5人を楽しませようと、色んな事をしました。

けれど、友達は楽しむどころかピエロを気持ち悪がり、サーカスの邪魔をするようになりました。

邪魔…もとい虐めは日に日にエスカレートしていき、ピエロは深く深く傷つきました。

ピエロは泣きながら友達に言いました。「どうしてこんなことするの。」

友達は答えました。「お前がおかしいから」

ピエロは怒りました。「どこがおかしいの」

友達は答えました。ピエロが今までやってきた事を。

ピエロは、普通じゃできない事、あり得ない事、超常現象のような事をたくさんやっていたのです。

ピエロは、友達を楽しませようとしてやってきた事が、おかしいものだとは思っていなかったようで、ショックで泣きました。わんわんと。鼓膜が破れてしまうくらい大きな声で。

友達はそのうるささに耐えきれず、ピエロのサーカス用具を持ち上げ、5人で一斉にピエロに投げつけました。

投げられたサーカス用具はピエロにずっしりとのしかかり、あまりの重さにピエロは起き上がれず、潰されていきました。

ピエロは《私がおかしいのなら皆がおかしくなればいい》と願い、泣き叫びながら、息を引き取りましたとさ。めでたしめでたし。』