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マイ ネーム イズ マイ

不定期更新しますですー

出来損ないのキチガイピエロは嗤う

どこへ行ってもそう。

私はおかしい奴。

例えるならば多数決で必ず1人だけ除け者になるくらいおかしい奴

私の考え、思考はいつだっておかしい。狂ってる。

…って、みんなが言う。

正直言って私のどこがおかしいんだろ。

虫の××で遊んだりワンちゃんを××××したりオモチャを使っておままごとしたり。

ガラクタで遊ぶ事にどんなおかしい事があるんだろうか。みんなだってオモチャでワイワイ楽しく遊んでるじゃない。私がなにかで遊ぶとおかしいの?それともオモチャに問題があるの?

あー。わからないわからない。


答えがわからないならもういっそのことみんな私と同じようにおかしくなってくれないかなぁ。

と、ふと思ったらなんか不思議な力を手に入れたよー?

人の心を操る力を手に入れちゃったー。

これでみんな私と同じになれるね。
あはは。これでみんなおかしい。私と一緒だよー。あははははは。

×××して遊ぼうね

×××××して遊ぼうね

みんなで楽しいタノシイおままごとしようね


あははははは。楽しい楽しい。みんなおかしい私もおかしいあはははは。















………………あー。

何だか楽しくなくなってきた。

みんな私の思い通りにしか動かない。まるでお人形さん。これじゃひとりぼっちでおままごとしてるのとなんら変わらない。

飽きた。飽きたよ。

でも操りでもしないとみんな私の事おかしいおかしいって言うんだ

そしたら誰も遊んでくれない。嫌々。イヤイヤ。

ひとりぼっちはさみしいもん。さみしいんだもん。イヤイヤイヤイヤ。

あっれれー?目から赤い液体がでてくるよー?なにこれー。しかも絵の具の匂いがするー。気持ち悪いなぁ。あ、気持ち悪いのは私自身か。うっかりうっかりー。あはははは。…ん?

「ひとりにしないから」

黒いウサ耳が生えた”お兄ちゃん”が心配そうな目でこちらを見てきた。

あれあれ。私今誰かを操ってるっけ。あはははは、操ってないよー。私を心配するだなんて変わってるね。頭おかしいんだね。きゃははははは…?え…。

「許して…」

お兄ちゃんは私を抱きしてきた。で、『ごめんなさい』『ごめんなさい』と泣いて悲しんでいた。

お兄ちゃんの涙も絵の具の匂いがした。涙の色は白はだった。あははは。妹がおかしいと兄もおかしいんだねー。あははは。涙の色って綺麗な透明じゃなかったぁ?いやそもそも透明って綺麗なのかな透明なんて何もないのと同じでみんなは何もないものを綺麗だっていうのかなおかしいねあはははははは。

「君がこうなったのは僕のせいだ。僕が君を助けられなかったから…」

お兄ちゃんはグスグスと泣きながらこう言った。

助ける?助けるってなにかなお兄ちゃんはなんにもしてないよ。そうなんにもしてない。なんにもね?あははは………。だから心配しなくていいよ、お兄ちゃん?はい、ドーン!離れて離れて。


…うーん。なんだろ、お兄ちゃんが泣いてるのを見てると身体全身に痛みがくる。なにか重いものに押しつぶされていくようなそんな痛み。

「うっ…うぅっ…うぐ…」

よく見るとお兄ちゃんもなにかの痛みに苦しんでいた。お腹と胸のあたりを苦しそうに抑えてる。今からでも血がブシャー‼︎ってでてきそうだねあはは、面白い。

面白……い。

「ごめんなさい、ごめんなさい」

お兄ちゃんはもがき苦しみながら私に何回も謝ってくる。なんでそんなに謝るの?お兄ちゃんはなんにもしてないってば。

……………………。



お兄ちゃんも苦しい。私も苦しい。

「ごめんなさい、ごめんなさい」

しつこいよお兄ちゃん。もういいって言ってるよね。

「…いい加減にしないとお兄ちゃんまで操るよ?いいの?」

いつもおかしく笑っていた私は初めて怒った。どんな表情だったのかな私。多分気持ち悪かったろうなぁ。

「…いい、よ。君が望むなら、赦してくれるなら、僕はなんだってするから……………。」

そう言うとお兄ちゃんはついに息絶えたかのように気絶しちゃった


お兄ちゃん。


私の事を思ってくれるの、お兄ちゃんだけなんじゃないかな。お兄ちゃん、お兄ちゃん、お兄ちゃん…

…じゃあさ、お兄ちゃん。なんだってするって言ったよね?じゃあさ、じゃあさ、ずっと私と一緒にいてよ。どんなにおかしくなっても。ね?約束だよ、約束だよ。ねぇ?

あはははははハハハハハハハハハ。





…気がつけば、私はお兄ちゃんの心を無意識に操っていた。そして自分自身の心さえも、操っていた。

…私は彼の記憶も私自身の記憶も全て操った。













「ドルピスー‼︎」

「ドウシタノドリピス‼︎」

ルンルン、キョウハソラガクモッテテイイテンキダナ!タノシイナ!ルンルンルンルン!

「ニンジンヒロッタ!タベヨウタベヨウ!」

「タベヨウタベヨウ!」

もぐもぐもぐもぐ。

ウン!ヤッパリオイシイネ‼︎サッパリニンジン‼︎ウマウマダネ‼︎ボリボリ‼︎

「アー、オイシカッタ!」

「ドルピスタベルノハヤーイ!」

サスガドルピスー、オンナノコノミーニニテルトハイエ、オトコノコダナァ!

「アハハハハハハ‼︎」

「…アハハハハハハ」

ソレニシテモキョウハナニシテアソボウカ?タマノリ?オママゴト?ソレトモ××××?

ンー。ヨシ!キョウハタマノリノキブンダカラタマノリシヨッカ!

「ドルピスー‼︎タマノリシテアソボーヨー‼︎アハハハハハ‼︎

ウーン!タノシミダナ!アソブノ!…ン?アソコニヒトガイル。コンナアレタバショニナンノヨウカナ。

「やっほぉ白ウサギちゃん」

ウサギチャン。ミーカナ?

「ハイ、このニンジンあげるー」

ワー‼︎シラナイヒトカラニンジンモラッター‼︎ワーワー‼︎ヤッタァ‼︎

「うふふ、喜んで貰えてよかったぁ。あ、私はサルクちゃんー。魔女さまってよんでもいいんだよぉ」

マジョサマ‼︎ミリョクテキナヒビキ!スゴイスゴイ、マジョサマ‼︎

ハヤクドルピスヨバナキャ。コノヒトショウカイシタイ!アレ?サッキモヨンダノニナンデコナイノカナ?

「ドルピス‼︎」

ミーハオオゴエデドルピスヲヨンダ。ドルピスハスグキテクレタ。

ドルピスハミーノイウコトナラナンデモキイテクレルカラネ!ナンデカハシラナイケド。

ダケド、キイテクレナイトキガアッタ。ソウ、ソレハスグソノゴノハナシ。



「なんなんですか⁉︎なんなんですか⁉︎さっきから‼︎ねぇ‼︎あははははははは⁉︎」

ドルピスハミーガワラオウッテイッテモイナイノニクルッタヨウニワラッテイタ。

…この狂った笑い声には聞き覚えがあった。まるで昔の私。

シンパイシテモシンパイシテモ、ドルピスハクルウノヲヤメナカッタ。ソシテヤガテタオレタ。

マジョサマ、ドルピスニナニシタノ。モシドルピスガシンダラユルサナイカラネ?

「なにもしてないよっ!なんにも!」

ウソダ。マジョサマガ「探偵ピエロ」ナンテイウカラドルピスハ………。

…ピエロ?…聞き覚エがあるヨウな。

ダ、ダメダメ、ソンナノキニシチャ。イマハマジョサマトオハナシスルノ。

「ム‼︎デ、デモドルピス、グアイワルソウ‼︎タスケテアゲテヨ‼︎」

ミーハマジョサマニヒッシニポカポカタタキナガラオネガイシタ。タブンナニモシテクレナイダローケド。

「んむー、出来損ないのピエロちゃんはブラコンちゃんだねー、困った困ったぁ」

…?イマナンカイッテ……

「えー?じゃあ白ウサギちゃん、お願いがあるの。この青い液体が入った瓶をとあるペンギンちゃんに渡してあげてほしいの。ここからだと場所はかなり遠いけれどぉ」

マジョサマハナニゴトモナカッタカノヨウニハナシヲツヅケタ。サッキノコトバノイミヲキキタイトコロダケド、イマハドルピスノコトガユウセン。シカタナイカァ。


ミーハマジョサマノオネガイヲウケ、ハナシデキイタペンギンニ、アノアオイナニカヲワタシニイクコトニシタ。ハナレタクナイケドシカタナイ。ドルピスガイナクナルノハモットコマルカラネ。

…………………

「んむー、出来損ないのピエロちゃんはブラコンちゃんだねー、困った困ったぁ」

ペンギンニアイニハシッテルナカ、ミーハマジョサマノコトバノイミヲズットカンガエタ。ダケドコタエハマッタクデテコナク、デテクルノハ…

なにかに押しつぶされているような感覚だけだった。