Hope possess
先日は、マッドさん、リーナさん、
そして今日は臨休が明け、再び学校生活が始まった。
私たちは学校生活を送りながら、お兄ちゃん、
で、今現在放課後、私はいつも通り部室に向かっていた、のだが・
結「樹理華ちゃん」
この学校の生徒会長であり、由乃ちゃんの姉でもある園澤 結花さんに声をかけられた。
樹「こ、こんにちは、結花さんっ!」
結「そんなに怯えないでよ、何もしないから・・・」
樹「す、すいません・・・」
生徒会長っていうと、ふとあの人を思い出しちゃうから・・・
樹「それで、結花さん、いったい何の御用で?」
結「ああ、えーと、2つほど用があってね、1つは・・・
樹「え・・・えぇ。」
昨日、全くゲームをやってなかったから、
結「・・・はぁ、帰ったらまたお説教ね」
樹「あはは・・・お、お疲れ様です。で、もう1つの用とは?」
結「・・・樹理華ちゃんって、大地君と仲がいい?」
樹「・・・えっ」
大地君って、鹿島さんだよね?なんでいきなり鹿島さんの名前が?
樹「そ、そうですね、
・・・はっ!私は今最低な発言をしてしまった‼︎
結「あら、じゃああまり仲がいいってわけじゃないのね。
樹「・・・えっ?」
仲が良くないならいいって、どういう事・・・?
結「実は、生徒会室に、一昨年の先輩の忘れ物を見つけたの。」
結花さんは、灰色の鍵付き日記張を鞄から取り出し、私に見せた。
日記帳の表紙には、『3年3組 鹿島』とだけ書かれていた。
樹「・・・これは?」
結「これは大地君のお兄さんのもの。
樹「ちょ、ちょっと待ってください!私も知らないですよ?
結「えっ、ああ、いや、
樹「え、な、何故私に?」
結「・・・大地君、最近、由乃みたいに仲が良い友達に対して、
樹「・・・なる、ほど。わ、わかりました!頼んでみますね。」
結「!ありがとう、悪いわね。じゃあ、よろしく!」
樹「は、はい!」
・・・あ、でも待って。鹿島さん、
ア「樹理華ちゃーん!じゃあ私は先に部室、行ってるよ!」
樹「あ、うん。じゃあまた後で。」
鹿島さんはまだ教室にいるかな、と思い、
思ったとおり、鹿島さんは1人・・・いや、
ちょっと怖かったが、勇気を出して話しかけてみた。
大「あー?蒼野さん?なーにさー?
樹「あ、あ!すいません!・・・って、部活?
大「・・・あんのねー、部員1人しかいないんだから、
樹「そ、そうなんですか」
大「で?何か用なんでしょ、なるべく手短かにねー?
樹「す、すいません。・・・えっと、これ」
恐る恐る、
大「・・・なにこれ。『3年3組鹿島』・・・
樹「お、一昨年の鹿島さんのお兄さんの忘れ物だそうです。
大「・・・ああ、ね。そゆこと。」
鹿島さんは、顔を引きつらせながらイヤイヤ受け取った。
マ「ダイチ君〜大丈夫〜?顔が怒ってるよ〜?」
大「・・・あはははは、問題ないさ、あはははは」
・・・やはり、お兄さんの事をよく思ってないのかな。
大「・・・でも、ご生憎様。今、コレはあいつには渡せないな」
樹「え?どうして?」
大「そりゃあ・・・、あ、知らないか。知らなくて当然だよね。
樹「え?い、一体何を?」
大「・・・はぁ。なんでもないよ。ていうか、
樹「ひっ!あ、えと、はい、わかりました、すみません!
私は怒ってる鹿島さんから逃げるかのように教室を出た。
樹「・・・やっぱり鹿島さん、怖いよぅ・・・」
・・・さて、部室に行こう。
樹「失礼しますー」
いつものように私は、部室へ入った。
話しかけても大丈夫そうなのは、
勝「よーっ!蒼野、遅かったなぁ。何してたんだ?」
樹「ああ、結花さんに頼まれて・・・色々やってました。」
浩「結花・・・ああ、園澤 結花、生徒会長兼、剣道部部長か。」
勝「結花さん‼︎結花さんに会ったのか‼︎羨ましいぜ‼︎
結花さん・・・?雷田先輩と結花さんって、同級生だよね。何故「
浩「・・・樹理華。」
樹「?」
浩「雷田の好きな人は、園澤姉だから」
樹「・・・ええええ⁉︎⁉︎そうなの⁉︎」
勝「おっ、おおう。」
雷田先輩は、顔を真っ赤にすると、そっぽを向いてしまった。
ア「わー、勝太に好きな人か!あはははは、ちょっと笑っちゃう!
勝「うっせ‼︎だいたいあの人に惚れないやつがどうかしてるぜ!
先輩は長ったらしく結花さんへの愛を語り始めた。
浩「そういえば、頼まれ事って、何だったんだ?」
樹「あ、えっと、それはね・・・」
お兄ちゃんやアラルちゃんに、今までの経緯を話した。
浩「・・・なるほどな」
ア「大地のお兄さんかー、
勝「話を聞けー‼︎‼︎」
ア「勝太、うるさい!」
勝「う、うう」
浩「・・・で、雷田。今の話、聞いてたか。」
勝「う、うう、聞いてたよ。一応な。」
ア「ねえねえ、私、鹿島のお兄さんがどんな人か気になる!勝太、
勝「あー?何で俺が?」
ア「だってだって、一昨年、鹿島のお兄さんが3年生ってことは、
樹「・・・あ、確かに」
・・・前々から言ってた、鹿島さんのお兄さん・・・
勝「・・・んー、鹿島の兄貴ねぇ。・・・・・・あ‼︎鹿島!
樹「え?有名って・・・わ、悪い意味で?」
勝「ちげーよっ、なんでそうなるんだよっ」
樹「す、すいません」
だって、あの鹿島さんがあんなに怒る人だから、
勝「・・・おホン、鹿島先輩は、結花さんのように優しい人で、
浩「・・・ほう」
勝「更には後輩の相談や悩みも聞いてくれてたから、
話を聞いていると、自分からなんでも進んで実行出来て、
勝「今じゃ、あの人、高校2年だよなー。何してっかなー?
樹「あ、
勝「えー?何でだ?」
樹「な、なんとなく・・・です」
勝「えー!」
・・・鹿島さんが、
上が優秀であるほど、下は劣等感を感じるものだ。
私にはよくわかる。お兄ちゃんはとっても優秀な人だから、
・・・もしかして、鹿島さんは、自分と私を重ね合わせて、
ア「ところでさ、大地のお兄さんの名前は?」
勝「あー?鹿島先輩の名前?
鹿島 優介(かじま ゆうすけ)さんだぜ。」
ー続く。
今回はいつもより短いですwすいませんw((
らるちゃんのストーリーはちょっと待ってくださいっ、
あ、そうだ。名前しか登場してないけど、
鹿島 優介(かじま ゆうすけ) 男
大地の兄。現在は高校2年生だと思われる。当時は生徒会長、
容姿・・・不明
さてさて、次回はやっと色々と進むと思います多分!((
ではでは!最後までみてくださってありがとうございました!
P.S書きたい小説が多すぎて困るです(らるちゃんとかクロバとかアザメとかミドリハとか)((